プロジェクト×~挑戦者たち~
「中途入社がシステムを作った-奇跡の逆転劇」
平成xx年某メーカ系システム子会社は当時脚光を浴びつつあったCRMプロジェクトに完全に失敗していた。「半年やれば首が飛ぶ」と言われたプロジェクトリーダーに命ぜられたのが小川宏(仮名)
入社早々他のプロジェクトで結果を残した小川は、その辞令にやけになり、居酒屋「S」で酒浸りの日々を過ごす。しかし小川のプロジェクトに送り込まれた十数人のパートナーの顔ぶれを見て、いやいやながら決意する。十数人のパートナーと小川でプロジェクトを結成。本社に発覚すれば処分は免れない極秘開発だった。
期日に間に合わない資料を徹夜して作った、翌日「よくわからない」と言われた。開発は二年に及んだ。その間、前任者からはすべての責任を押し付けられ、身内からは費用の大幅削減を迫られ、PMから呼び付けられ、プロジェクトリーダーとしての自覚が不足していると叱責を受け、窮地に陥る。開発機のテーブルのクリエイトを自ら行うことすらあった。
そうした苦難の日々の末に完成させた「CRM」の技術を、小川は国内外の顧客に惜しげもなく拡販し、自社の新たな技術分野を切り開いた。同時に各社体制を重視する会社の壁と戦い続け、パートナー十数人を誰一人自社に帰さないばかりか、家族まで東京に呼び寄せた。
小川は言った、「やればいいんですよ、やれば」。
北関東の居酒屋「S」には、今だにプロジェクトのメンバーが訪ねてくる。この店の座敷の壁に寄りかかり、酒を飲みながら佐藤さん(仮名)を語るという。
これは私が実際に参加したプロジェクトをパロディ風にして、プロジェクトリーダ小川さん(仮名)にメールしたものである。小川さんには大ウケだった。第三者には面白さが半分も伝わらない気がするが、いいんです自分の備忘録だから。
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