★★★
【出演】
小松菜奈:難病で余命10年と宣告されている。
坂口健太郎:実家を継がず東京に出たが会社を解雇になり、中学の同窓会で小松菜奈と再会する。自殺未遂をキッカケに小松菜奈と交際するようになる。
明日から1日1回の上映になるしタイミングを逃した感じもあって、観に行くのを躊躇していたが、もう1回観に行こうかな。思っていた以上に客はいたが席を詰めるほどでもないのに、空気を読まない男6人組が隣のカップルと密着して座ったのには苦笑いした。てか、男6人で来るか?。
きっとストーリーをテキストで読んだら、誰もがありがちと思う悲恋物語なのだが、チープさは全く感じない。さすがは俳優から「今一番撮ってもらいたい監督」とオファーが殺到している藤井道人監督。細部にこだわり、妥協を許さない丁寧な仕事はやはり観る側に伝わるということか。
小松菜奈が終盤、主治医に「先生、薬は出来た?」と淡々と聞くシーンと坂口健太郎と別れて家に戻り母親に甘えながら弱音を吐くシーンが印象深い。久しぶりにたくさん泣いたし、劇場内からも鼻をすする音がしきりにした。つくづくメガネを掛けていると涙が拭きづらいことを痛感した。映画上7年くらいの年月が経過するが不自然さはなく、坂口健太郎が逞しくなっていく過程での髪型、服装の変化は世の男性には参考になるのではないか。
最後に小坂 流加に捧ぐとあったので調べたら、映画と同じ病気で亡くなった原作者の方だった。やはりテキストで読むと暗く重い・・だけど、観てほしい。
坂口健太郎と星野源の見分けがつかない。どちらも塩顔という分類になるらしい。