
大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!
斎藤 恭一
1540円
イースト・プレス
前半は高校での模擬講義、進路講演会の話、後半は大学の研究室、組織運営の話からなる。千葉大学といえども不人気学部は学生の獲得に力を入れなければならず、そのためには大学の宣伝をしなければないということらしい。医学部出身でそういう苦労をしていない学長から「(そんなことばかりしていて)本務は大丈夫なのか」と叱責を受けるなどよく心折れずにいれたものだ。
一貫して相手の気持ちに立って考えるという点は共感しかない。高校の生徒たちは話を聞きたくて集まっているわけではないのだから生徒たちを飽きさせない工夫をしなければならないとか、研究費助成の申請書類を書くにしても審査員が、いつ、どこで、どんな気持ちでたくさんの書類を読んでいるか想像しなければならないとかよくわかる。
タイトルが「!」で終わるが不平不満をぶちまけるような本ではなくポジティブに読める本で良かった。
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