| なんだかなァ人生 (2011/12) 柳沢 きみお 商品詳細を見る |
著者が家のローンが払えなくなって銀行で若い行員と打ち合わせをしていたときの話・・・
女性の行員が「お飲み物はなんにしますか」と聞いてきた。ナント彼は無言で彼女に
対して、いらないとばかりに手の平をヒラヒラと振ったのです。私はビックリしました。
そりゃ、支払えなくなった自分が全て悪い。しかし、たった一杯の緑茶さえ出してくれ
ないなんて。その時、私は怒りではなく、逆に「なんてかわいそうな職場で働いている
のだろう、この人は」と哀れになりました。
この感じ方がとてもよくわかるなー。
週刊新潮の連載を単行本化したものである。店頭でパラパラとめくったときに字が小さく密度も濃かったので、ちょっと躊躇した。柳沢きみおといえば『特命係長 只野仁』がすぐに頭に浮かび、どこか陰のある作風だと思っていたが、この本では気が弱く、人と会うのが苦手で、偏屈者だと何度も書いている。↑最初の文章にあるように金にまつわる失敗を意を決して書いたようだが、それよりも気が弱く、人と会うのが苦手で、偏屈者だと書く方が勇気がいると思うのだが(笑)。
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