2012-09-07

ドンキ・ホーテは眠らない

ドン・キホーテは眠らない (Don Quix‐ote’s pierced earring (8))ドン・キホーテは眠らない (Don Quix‐ote’s pierced earring (8))
(2003/01)
鴻上 尚史

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あー9巻が読みたい!これは8巻目。9巻が売ってないわけですよ、そして8巻以前もありません。この本が2003年発行だからね、ブックオフも10年以上前の本は買い取ってくれないし・・・。

講演会とセットで、地元の芝居を見てくださいという依頼がたまにあり、見るとあんなに暗転を長くしてはいけないとか、芝居の演技は大げさにするとどうして思い込んでいるのですかとか、どうしてこんなにテンポが悪いんですかとか、そのツメの甘さにイライラしていた。あるとき、地元の劇団の稽古場に行ったときに、今度上演する芝居について、みんなでわいわいとやっている光景を見て、「この人達は、今、稽古場にいなかったら、何をしているんだろう?」酔っぱらっていたり、家でぼーっとテレビを見るわけでもなく、今度やるシェイクスピアの芝居のために「17世紀のイタリアの衣装はどんなんだろう?」と議論をしている。これは、素晴らしいことなんじゃないかと思ったのです。僕がプロの目で見て、ツメが甘いとか、テンポが悪いとか、演技が下手とかそんなことを思って、地域の劇団で演劇をすることを厳しく見ていたことは、完全に間違っていたんじゃないかと思ったのです。僕は「トップを目指す」ことと「すそ野を広げること」を混同していたのです。

あー長い(笑)が、私が鴻上を好きな理由はこの文章に凝縮されている。

インチキな話をしているセールスマンは、こっちの呼吸なんか関係なく、話を続けるのです。どうも人間の基本は呼吸のようで、相手を理解したいとか、存在を感じたいとか、存在を受け入れたいという時、まず意識的にも無意識的にも同調するのは、呼吸のようです。

そうかもね、今度試してみよう、で、9巻ありませんか?(笑)。

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