2012-11-22

成毛眞と鴻上尚史

この間読んだ、成毛眞の『このムダな努力をやめなさい』に「善人ばかりの家庭は争いが絶えない」という親鸞聖人の言葉が紹介されていた。自分が善人だと思っていたら、相手が自分とは違う考えや行動を取ったときに、それは「悪」だと決めつけてしまう。「自分が正しい」と思っていたら、お互いに譲らない。だから争いが絶えない。
電車やバスで携帯電話を注意する人、優先席付近で携帯の電源を切ることを求める会社側を批判している。なんでも携帯電話によってペースメーカが壊れたという報告は一件もないという。根拠もなく雰囲気だけで規制しているのではないかと著者はいう。そういえば鴻上尚史も国内エアラインの携帯電話、リクライニング、テーブルへの過度な規制を批判し、劇場で満員のときに通路にイスや座布団を用意して客を座らせると客が消防署に通報することを嘆いていたっけ。

成毛眞の叔母が60歳を過ぎたころ、さめざめと泣きながら、「街で小さい子供を見かけるたびに抱きしめたくなる」と話したそうだ。理由は叔母が子育てをしていたころ、アメリカの小児科医が書いた『スポック博士の育児書』という本がはやり、その通り子育てをしたことを後悔しているからだという。
その本にはこんなことが大真面目に書いてあった・・・

・赤ちゃんは生後六ヵ月ころには両親と別の部屋に寝る癖をつける
・むずかってすぐに抱き上げてあやすと、わがままになる
・赤ちゃんが夜中に泣いても、そばに行ってはいけない

暮らしの手帖社から刊行され、厚生省がこの本の内容を母子手帳に採用までしたそうだ。むかしの赤ちゃんは可哀そうだね、私まで泣けてくる。

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